内容説明
『草枕』の自然、自分に呼びかける天の声を聴く、『ファウスト』、ヘッセの心への旅。現代において抑圧されている人間本来の欲求とは何か?人間の内なる自然の抑圧とその解放のせめぎあいを、文学作品で観察する。
目次
第1章 感性の優位
第2章 錯覚としての人生―カフカの世界を読む
第3章 「役立たず」の生き方
第4章 転機
第5章 人と「もの」との関わり
第6章 感覚の誘い
第7章 何のために生きるのか
著者等紹介
根本萠騰子[ネモトモトコ]
1941年1月茨城県生まれ。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。横浜国立大学教育人間科学部教授を経て、帝京大学文学部教授。横浜国立大学名誉教授。専門分野は現代文学、現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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