内容説明
ここは大国グラディアトリア。その王宮に仕える侍女のルリは、大公爵夫人スミレとの出会いをきっかけに、ある方にお菓子を作ることに。そのお方とは、泣く子も黙る宰相閣下クロヴィス。彼はルリのお菓子を大層気に入ってくれたけど、何とそれ以上にルリのこともお気に召してしまい…!?男性に免疫のない彼女に宰相閣下は何とも甘くささやいて―鬼宰相とオクテな侍女のとびきりピュアな溺愛ラブストーリー。
著者等紹介
くるひなた[クルヒナタ]
2010年よりWebにて連載開始した「蔦王」が人気を博し、出版デビューに至る。本業はイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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秋製
24
このシリーズ、まだ最終巻読んでないのに外伝を読む。借り本。「鬼の宰相」といわれるクロヴィズと、没落貴族の娘で母后に仕える侍女のルリ。ルリがスミレと出合ったのがきっかけで、クロヴィズとのお茶会が始まる。母后の秘蔵っ子でお菓子作りの得意なルリは、自分の生い立ちの所為か大人しく引っ込み思案だが、徐々に知らない一面に触れていくうちに前皇帝やクロヴィズに対しての見方をを変えていく。2013/08/10
絳楸蘭
7
クロちゃんの恋愛話。ルドと同じように私も思ってたけど、人は自分にないものを求めるんだねぇ。ついでにルドとソフィリア嬢の話も読んでみたい。2012/11/18
紫藤晄
4
本編読み終わる前に外伝を…個人的にはこちらのカップルのほうがほんわかして好きなんですよね~(笑) ちびセバスを気味悪がらないルリはある意味大物だな~と思った。 お菓子が出てくるシーンはおなかが空いてくるのはなぜだろうか……ルリやスミレが作ったお菓子食べたい… 2013/12/10
くるくる
3
実は蔦王本編より気になってたのですが、このたびようやくget。控えめな美人メイドさんとクールで有能な宰相さんのあまーいお話です。事件が起こっても即解決&特に心配しなくてもいいのんびりさが好きです。2013/06/30
砂月周
3
クロヴィスの恋愛話がほのぼのとした感じになったのは、ルリのお蔭なんでしょうか? 互いに無い物を持っているからこそ、良いコンビになるんだろうなと思いました。背負う物があるからこそ一歩引いていたルリも、周囲の人の助けで乗り越えられて良かったです。続きも出るとの事なので、今から楽しみな一冊です!2012/11/25