内容説明
あの世へ行ったサラリーマンの平乃凡太は、異世界で邪神に転生することにした。彼は魔界に降り、一〇八人いるという魔王の一人、“廃太子”ドラクゥを信者とする。幸先が良い…と思いきやドラクゥは大きな戦いに敗れた身で、配下も二〇〇人しかいない。おまけに、追っ手まで迫っていると、どこからどう見ても、ピンチだった。ただ、軍略の天才と言われているドラクゥに、諦めた様子はない。危機にありながら、天下統一の野望まで秘めていた。歴史ものが大好きな平乃は、大喜びで邪神としてドラクゥのサポートを決意するのだが、新米邪神の彼にできることは少ない…果たしてこの状況、二人はどう切り抜けるのか!?異世界“神様”戦記ファンタジー、ここに開幕。
著者等紹介
蝉川夏哉[セミカワナツヤ]
1983年、大阪府生まれ。大阪市立大学文学部卒。会社勤めの傍ら、「邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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宇宙猫
28
★★★★ 図書館で返却ワゴンにあったので何となく借りたら意外におもしろかった。けなげな魔王が好感度高いぞ。2016/03/03
烟々羅
12
先週末に、「小説になろう」サイトで愛読している連載小説の書籍化一巻が出たのを応援買いした。特典付のものを探しに都内の書店までいって実物はみたが、おとなしく予約しておいたアマゾンに振り込んだということ。その過程で知ったのだが、サイトから書籍デビューする著者を発掘するのに定評のある出版社がいくつかあるようだ。 その中の一つで、ネットでは未読の、いかにもサイト出身らしいテーマの本を見つけたので買ってみた。比較がしたかったし、漫画とおなじようにさっくり読めた。紙面だと憶えにくい名前が多いのは案外うっとおしいくらい2013/05/01
Tomokazu Kumada
9
加熱用の牡蠣を生食した為に死んだ主人公「平乃凡太」は、異世界の邪神として転生します。戦で大敗した魔王の一人である<廃太子>ドラクゥを信者としますが、戦で負けた魔王の配下は200人しかおらず追っ手も迫っている状態から新米邪神と魔王の反撃が始まります。さてこの物語、転生するにも徳(カルマ)=金がかかり、主人公は借金しながら転生します。邪神になっても何をするにも徳が必用、徳がなければ飯も服も買えない・奇跡の1つもおこせない。主人公は如何に徳を稼ぎ・位を上げ、信者を導くのか?何かこういう感じのゲームあったよーな。2012/11/11
serumisu
7
ろくでもない現世を送った主人公が邪神になる。主人公の「ろくでもない現世」での経験が、活きている事がリアルすぎる。ここまでろくでもないと逆にどうにでもなるのだなあ。2012/10/02
ホシナーたかはし
6
「異世界居酒屋」が面白かったので購入、失敗。前記のように、誰も書いていないものなら良かったかもしれませんが、異世界転生ものが流行っている昨今では、目に見えて新しい所がありません。2015/06/27
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