マシン・オブ・デス

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  • サイズ B6判/ページ数 582p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434162985
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

血液をもとに人々の「死」を予言する“死の機械”。しかし機械は「死因」のみを示し、日時や場所、その他の情報は一切わからない―。自らの運命が明らかになったとき、人はどんな生き方を選ぶのか?戦争で死ぬことはないと入隊した軍で活躍を続けた男の予想外の末路(『ピアノ』)、息子による殺害を示唆された父親の葛藤(『ダニエルによる殺害』)、不名誉な死因を公表すべきか苦悩する政治家(『未成年者とのセックスによる疲労』)、遭難したジャングルで極限状態に陥った兵士達が互いの死因に疑心暗鬼に―(『飢餓』)。他、珠玉のエンターテインメント34編収録。

目次

燃えるマシュマロ
ファッジ
ライオンに噛み裂かれてむさぼり食われる
絶望
自殺
アーモンド
飢餓

銃殺隊
野菜〔ほか〕

著者等紹介

旦紀子[ダンノリコ]
東京生まれ。成城大学文芸学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

34
設定は面白い。ただ、テーマとしてもっとバリエーションが広がりそうなのにそうならなかったことが残念と言えば残念。でも一日にちょこちょこと読みながらそれなりに楽しめたのでまあ。良しとするか。書いている人が本職作家でない人がほとんどだものねえ(笑)まあ、こういう企画ものに乗っかったということで。2013/07/18

しろ

11
☆6 利用した人の死に方を100%的確に予言する機械「マシン・オブ・デス」をテーマにした短編の詰まったアンソロジー。自費出版だがアメリカで話題になったという本書だが、まんまと(?)購読。このテーマは面白く、その新鮮な感覚が保たれる最初の2~3編は面白く読めた。それ以降は新しいものがなく、最後の作品にだけまた設定の面白さを感じた。全体的にクオリティは低いが、ポイントポイントで楽しめた印象。2013/11/16

アーチャー

9
このアンソロジーの成り立ちや内容は、他の方の感想&レビューを参考にしてください。同じテーマに対し(個人的には陰鬱に感じましたが)計34人の作品が収録され、いろんなアプローチの仕方はあるでしょうけど、極端に短い作品もあれば、変に長い作品もあったりして、なんか読みづらかったです。せめて作品のページ数には制限を設けた方がスムーズに読めたんじゃないかな?2013/09/05

シナモン

8
血液を採取して、人の死因を予言する機械っていうテーマのアンソロジー本です。設定を読んだときは面白そうと感じましたが、あまり面白い話はありませんでした。残念。面白いと感じたのは「死の機械の針によるHIV感染」という1編くらいかな。非常にシュールでした。2012/05/05

rokai

6
血液から将来その人の死因がわかる機会にまつわる作品集。 アイデアが面白いなと思って読み進めましたが、途中でちょっと飽きてくる。 玉石混交といった感じの本でした。 も少し厳選して、短くしてくれるとありがたいんですけどね。2012/07/23

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