内容説明
介護者の負担はどうすれば軽減することができるのか?それを可能とする親との良好な関係の築き方をアドラー心理学にもとづいて考察する介護論。大変でない介護はないが親の老いと病気の現実をありのままに受け入れ尊敬と信頼にもとづいた介護の方法を著者の介護経験を通して考える。
目次
第1章 大変でない介護はない(気づくのは遅れる;介護の大変さを計る指標はない ほか)
第2章 認知症の理解(記憶が消えるのではない;中核症状 ほか)
第3章 親とどう関わっていけばいいか(親に返せない;できることしかできない ほか)
第4章 介護の援助を求める(医師、看護師、介護者とのつきあい;不信感 ほか)
第5章 これからの介護(安心して認知症に;ライフスタイルはいつでも変わる ほか)
著者等紹介
岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)、近大姫路大学看護学部(生命倫理学)非常勤講師。日本アドラー心理学会認定カウンセラー、日本アドラー心理学会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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