内容説明
2007年6月、それは始まった―未曾有の金融危機。渦中に身を置く気鋭のストラテジストが、原点への回帰を求めて彷徨する。純粋な時代へ帰りたい。その思いは初恋の人への憧憬へと結晶していく。株式市場のからくりを浮き彫りにした異色の金融小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k_jizo
1
2008年リーマンショックの金融界と、以前住んでいた石神井公園近辺で初恋の人中島恵子を捜すトレーダー蒔田が交互に描かれる。だから何? という感じが強い 期待外れ。2010/07/06
ポポ
0
株式市場に対する専門知識がないと難しい本です。リーマン・ショックについて書かれていますが、頭のいい人じゃないとちんぷんかんぷんじゃないでしょうか。それでも、金融マンが初恋の人を探すプロットがリーマン・ショックとは無関係に進む展開はパラレル・ワールドのようで面白いと思いました。ちょっと他にはない小説で、オリジナルですが、理解できない人も多いかも。2014/05/07
Yuki Seki
0
史実に基づく小説として面白かったですね…。2012/07/25
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