内容説明
フォーカシングおよびフォーカシング指向カウンセリング/心理療法の理論と実践について、最新の知見を踏まえて簡潔、適確かつ包括的に紹介した画期的入門書。統合を目指しているパーソンセンタード・アプローチ(PCA)諸派の最近の動向を視野に入れつつ、他学派へのフォーカシング指向カウンセリング/心理療法の幅広い応用可能性を示している。セルフ・ヘルプのためにフォーカシングの知識を深め、技能を高めたい一般の方にも最適。
目次
フォーカシング指向カウンセリングの起源
特別な話し方
“フェルトセンス”という考え方
フォーカシング:問題全体に取り組むプロセス
思考と情動とのフォーカシング指向的取り組み方
フォーカシングのプロセス
フォーカシング・パートナーシップ
フォーカシング指向カウンセリングの中核
クライアントが体験過程と関わるのを助ける
フォーカシング指向カウンセリングの記録
ジェンドリン理論の概要
フォーカシングおよびフォーカシング指向カウンセリングに関する研究
フォーカシング指向カウンセリングとセラピーの諸学派
著者等紹介
パートン,キャンベル[パートン,キャンベル][Purton,Campbell]
英国イーストアングリア大学(University of East Anglia)のカウンセリング研究センターの上席講師。長年にわたり同大学の大学院のカウンセリング・コースで教えており、またユニバーシティ・カウンセリング・サービス(University Counselling Service)でカウンセリングを実践している
伊藤義美[イトウヨシミ]
名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程満了。シカゴ大学大学院心理学研究科Visiting Professor(1993.3‐1994.1)。博士(教育心理学)。現在、名古屋大学大学院環境学研究科・同大学情報文化学部教授。臨床心理士。認定フォーカシング・コーディネーター(米国フォーカシング研究所)。1978年10月にユージーン・T・ジェンドリンに会い、それ以後フォーカシングの実践、研究、訓練、ワークショップなどに取り組んできている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。