目次
序章 インド精神文化の土壌―近代インド誕生の時代背景
第1章 神の化身の誕生―無邪気に遊び暮らした幼少年時代
第2章 カーリー大実母との出合い―南神寺での修行
第3章 さらなる高みへ―ラーマクリシュナとしての出発
第4章 ラーマクリシュナと身近の人びと―妻サーラダマニとの宗教的結合
第5章 神を求める人びととの語らい―ケーシャブ・センとの交流
第6章 『不滅の言葉』の輝き―弟子たちに語るブラフマンの世界
第7章 世界への旅立ち―愛弟子ナレンドラと普遍的福音
付録 ラーマクリシュナの愛唱歌
著者等紹介
田中〓玉[タナカカンギョク]
大正14年北海道旭川市に生まれる。北海道庁立旭川高女を経て、日本女子大学家政科に学ぶ。昭和20年終戦と共に中退して帰郷。結婚して二男子を養育。昭和29年東京都新宿区に移住。昭和34年目白ロゴス英語学校を卒業。昭和44年故・渡辺照宏博士、奈良毅教授(東京外国語大学)についてベンガル語『不滅の言葉』の翻訳をはじめる。昭和49年3月『不滅の言葉』の抄訳本を奈良毅氏と共訳で自費出版。12月に日本翻訳文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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randa
3
仏教、シャンカラと読んでいくうちにこの本に出会えた。釈尊の真理は1つの考えが、ヴェーダーンタの哲学がここに集約された心地で感動する。我執がすこしずつ落とされていく感覚を覚えた。2018/01/11
うちこ
2
こんなところがすばらしい。 ・冒頭に、インドという国の歴史についての記述がしっかりある。 ・ベンガル地方、カルカッタ方面で特に濃い、特徴的なインド思想史・宗教史を学べる。 ・ラーマクリシュナの修行の歴史を追うことで、宗教について幅広く学べる。 ・合間合間にあるインド思想の解説が、少ない文字数なのによくまとまっていて実にわかりやすい。 しかも、ところどころ笑えます。2012/12/02
くろトン
1
勧められて読んだ本。はじめにインドの歴史に触れ知らない事だったので勉強になりました。とてつもない所まで精神性を高めた人なのに、とても無邪気で人なつこい人であったのだと知りました。その時代のインドで出会いたかった。うろ覚えだか、冒頭の部分で山のふもとのバス停で到達したと言っている者もいる、上に登る歩みを止めるな的な言葉は忘れずに自分自身を磨いていきたいと思った。2019/12/18
せ
1
あの極めて純粋な精神が、彼を神との合一に導き、自由自在に三昧状態に入れるようにしたのだろうか。 彼は仕事に就いて働くということは出来なかったが、天賦の才と霊性によって人々に支援され衣食住に困ることはなかったみたいだ。2015/12/13
仏教のパンセ!
1
毎晩、子どもを寝かしつけた後に、聖者に出会えるのを楽しみにして本を開く。読んでいると文章の中のラーマクリシュナが輝き、ラーマクリシュナの言葉が輝き、書籍自体が輝き、読んでいるわたくしまでも輝くという、、すごい本でした。 私自身も神の召使いとなれるよう努力するしだいです。2014/02/24
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