内容説明
本書は、1929年にスペインのバルセロナで開かれた万国博覧会で、ドイツの公式レセプション用建物としてルートヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエが設計したバルセロナ・パヴィリオンの幾何学的な構成について研究したものであり、どのようにしてバルセロナ・パヴィリオンの全体や部分の形や配置が決められたかを示し、それによってミースの設計手法を明らかにしようとしたものである。
目次
第1章 序論
第2章 バルセロナ・パヴィリオン
第3章 配置計画
第4章 グリッドシステム
第5章 フレーム
第6章 壁とスクリーンの寸法と間隔
第7章 立面と断面の幾何学構成
第8章 結論
著者等紹介
高砂正弘[タカサゴマサヒロ]
1956年大阪府生まれ。1979年大阪工業大学建築学科卒業。1986年早稲田大学大学院修士課程修了。1979年瀧光夫建築・都市設計事務所。1990年高砂建築事務所設立。現在、大阪工業大学、関西大学非常勤講師。梅花女子大学教授、博士(工学)。高槻市出灰集会所(日本建築士会連合会賞優秀賞)、1995年。摂津峡木橋(木材活用コンクール優秀賞)、2000年。森の展望台・トイレ(日本建築家協会JIA新人賞)、2002年。森のプラットホーム(グッドデサイン賞)、2004年。斑鳩の家(大阪建築コンクール知事賞)、2005年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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