ハヤカワepi文庫
息子を奪ったあなたへ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151200502
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ある晴れた春の午後、ロンドンのサッカー場で自爆テロが起き、多数の死者が出た。わたしの夫と四歳の息子も無残な遺体として発見された。苦しみのなか、わたしは首謀者オサマ・ビン=ラディンにやるせない思いをつづった手紙を書きはじめる。やがて、皮肉っぽい記者や厭世的な警視との触れ合いを通しわたしは喪失の悲しみから回復していくが、ある日衝撃の真実を知る―サマセット・モーム賞を受賞した慟哭のデビュー作。

著者等紹介

クリーヴ,クリス[クリーヴ,クリス][Cleave,Chris]
1973年ロンドン生まれ。オックスフォード大学卒。『デイリー・テレグラフ』紙での勤務などを経て執筆活動に入る。2005年に刊行されたデビュー作である『息子を奪ったあなたへ』は高い評価を受け、優れた作品を著した35歳以下の若手作家に与えられるサマセット・モーム賞を受賞した。現在は執筆を続けるかたわら、『ガーディアン』紙でコラムを担当している。妻と二人の息子とともにロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Xiebet

0
フィクションだそうですが、かなり微妙。実在したビンラディンへの、テロで殺された夫と息子を持つ母親からの手紙という体で語られます。しかし、この語り口は、売るための手段としか思えません。必然性が全く感じられませんでした。また、内容に関しても本物のテロの被害者からすれば冒涜的に思われます。売るために書いた本としか思えませんでした。2012/03/10

tenma

0
ジャンキーな感じ。ビンラディンへのメッセージとして語られているが、イギリスの中産階級以下の現状が判らないので、どう思って良いのか迷うところが多い。アルコールやコカインなど中毒性の高い物を並べて困った時に貴方は何から選びますかと問われているようで、やるせない反面、答えに困る。宗教掛かっていないのが唯一の救い。2011/01/02

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