内容説明
ティボーの繊細優雅で情熱的な名人芸が完成するまでの数々の秘話。全世界を巡る演奏旅行中に起こった様々な挿話。全編を通じてところどころに表れる、モーツァルトへの熱愛とベートーヴェンの「ロマンスヘ長調」を中心として展開する物語。
目次
序曲(初舞臺;トリュフェミュ嬢の死の奇蹟;雨の夜のトリオ;再會;肥った紳士)
變奏曲(出郷;バッハの「アリア」;はつ戀;露臺の四重奏;初夏三たび)
間奏曲(ティボー家の兄弟;元帥;オルフォイスの復活)
終曲(ヴェルレーヌ;コロンヌの指揮棒;運命の時)
感想・レビュー
-
- 和書
- 夏の騎士 新潮文庫