内容説明
クリシュナムルティの生涯に関する3巻の詳細な伝記『目覚めの時代』『実践の時代』『開いた扉』を書き終えた後、ルティエンスはさらに総集編としての本書を書いた。その目的は、「序文」の冒頭にあるように、「教えがその上に立脚しているところの啓示の源を発見し、一人のきわめて注目すべき人間の性質を解明し、彼の成長・発達の過程をたどり、そして彼の長い生涯を展望すること」である。そのため著者はクリシュナムルティの成長にとって不可欠の事柄だけを選び、それらをいわば長大な年譜としてまとめ上げた。本書は、稀有の覚者クリシュナムルティの生涯に関するルティエンスの研究成果の集大成である。
目次
「クリシュナ少年はどうなった?」
「とてつもないパワー」
「なぜ彼らは私を選んだのでしょう?」
「自分の夢をかなえることはけっしてできそうにありません」
「神に酩酊しています」
「孤立感…」
「古い夢は過ぎ去った」
「内面に絶え間ない動揺が」
「私はあなた方の松葉杖になることを拒みます」
「私はわが道をさらに進んで行きます」
「深い喜悦」
「死の家に入る」
「悲しみの終焉」
「理想というのは無慈悲なものです」
「未来は今ここにある」
「死との対話」
「空白の精神」
「既知のものの終焉」
「あなた方は急いで理解しなければなりません」
「私の人生はあらかじめ計画されていたのです」
「創造の世界」
「あの広大な空」
「脳は理解することができない」
著者等紹介
ルティエンス,メアリー[ルティエンス,メアリー][Lutyens,Mary]
1908年英国に生まれる。3歳の時に母親のエミリー夫人に連れられてクリシュナムルティに出会い、以来1986年の彼の死まで親交を重ねる。1999年没
大野純一[オオノジュンイチ]
1944年、東京浅草生まれ。一橋大学経済学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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