内容説明
日本文学の巨人・安吾。その多面体のカオスに分け入る気鋭の論文集。
目次
安吾の中のフランス
安吾と悪
とらわれない精神
『吹雪物語』におけるネルヴァルのイメージ―野々宮を中心に
一〇〇%信じ、一〇〇%疑う
坂口安吾の「私」語りと『荘子』
坂口安吾と東洋大学
坂口安吾の生命指標(ライフ・インデキス)―劇薬が安らぎとなる根源
坂口安吾と説話文学
坂口安吾とインド哲学―安吾はなぜ破滅型の人生を歩んだのか
坂口安吾の自由人―裸の思想、真実の人間への復帰
著者等紹介
山崎甲一[ヤマザキコウイチ]
1950年、新潟県生れ。東洋大学文学部教授
荻野アンナ[オギノアンナ]
神奈川県生れ。作家・慶應義塾大学文学部教授
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年、サンフランシスコ生れ。国際日本文化研究センター名誉教授
野呂芳信[ノロヨシノブ]
東京都生れ。東洋大学文学部准教授
朝比奈美知子[アサヒナミチコ]
東洋大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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