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内容説明
16歳になろうとするさなは、自分が誰と生きていいのかわからない。母は再婚し、新しい家族ができた。妹は愛おしい存在。それなのに…。ごく普通の日常の中の、うもれそうな少女の前に一人の人が歩いていた。ホットロードの紡木たくが描くほんものの愛。
著者等紹介
紡木たく[ツムギタク]
1964年神奈川県横浜市生まれ。1982年、17歳の時、別冊マーガレット「待ち人」でデビュー。『ホットロード』は少女漫画に新しい世界を拓き、読者から圧倒的な支持を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まみ
6
紡木たくさんの新作なんてもう読めないと思っていたのに、知らないうちに出ていたので驚き。12年ぶりの新作は、細く淡い溶けるような絵はあの頃のままに、コマ割りの少なさ、吹き出しを用いず鉤括弧でくくられた会話文、溢れるような心情吐露の連続などとても斬新な形。絵を見ただけで懐かしさに胸がつまる思いがしたのに、読み進めるうちにさなの心の叫びが痛く切なく響いて何度も泣いた。読めてよかった。2009/09/25
ツキノ
4
まいった。泣いた。最高!後半にぐぐぐっときます・・・2009/08/22
katta
3
漫画というより大人の絵本。少女から大人への揺らぎやもどかしさを、まるで柔らかい刷毛で遺跡を掘るように浮き上がらせていく。切なさいっぱい。もっと注目されていい本だと思う。2010/01/06
読み人知らず
3
あぁ、紡木たくさんだなぁと。 2008/02/01
sachipore
2
感想が上手く言葉にならないです。苦しくて苦しくて、苦しくて、けどあたたかい。 私なんかが感想を書くのも烏滸がましいですが、今の世の中の沢山の人に読んで貰いたいな と思える素敵な本です。2011/07/04