「レジ袋」の環境経済政策―ヨーロッパや韓国、日本のレジ袋削減の試み

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784434079092
  • NDC分類 519.1
  • Cコード C2030

内容説明

レジ袋の有料化が2007年春から実施されます。あなたはレジ袋がいくらだったら買い物袋を持参しますか?また、いくらだったらレジ袋は減るでしょうか。レジ袋研究を始めて17年の著者が、ヨーロッパや韓国、日本国内の事例を調査・分析し、レジ袋を中心とした使い捨て容器包装の問題点とその規制策を論述する。

目次

レジ袋とは何か?レジ袋は何が問題か?
レジ袋削減の動き
マイバッグ持参運動を評価する
杉並区のレジ袋税導入を考える
スーパー、コンビニ等に見るレジ袋削減の現状と課題
スーパーに見るレジ袋削減への取組み
レジ袋の有料化が地球を救う
レジ袋を有料化した場合のレジ袋削減効果を検証する
環境経済学から見たレジ袋の有料化の効果
ヨーロッパにおけるスーパーのレジ袋の有料化の状況
韓国の一回用品使用規制を中心とした廃棄物政策
お菓子の個包装という名の過剰包装の問題
容器包装リサイクル法の問題点と改善すべき点
最新のレジ袋規制の動き
ヨーロッパと日本の環境政策のまとめ

著者等紹介

舟木賢徳[フナキケントク]
1952年生まれ。国分寺のサレジオ学園出身。カトリック信者。上智大学法学部法律学科卒。東京で損害保険会社、長崎で高校の教師を勤め、ここで環境問題に目覚めて、筑波大大学院環境科学研究科に入学。安田八十五ゼミ(現関東学院大学教授)でごみ問題・都市問題を研究。修了後、廃棄物調査研究会社に従事。その後、独立して環境経済・環境政策の面から、レジ袋等の使い捨ての問題やごみの散乱問題と霞ヶ浦の浄化問題等の水問題の解決策をライワークとして研究している。東京学芸大学で水資源論の非常勤講師を4年間勤めた。現在(株)国際開発アソシエイツのパーマネント・エキスパート。(社)霞ヶ浦市民協会登録研究員。環境カウンセラー。2005年10月より、2007年10月まで2年間の予定でシニアボランティアの3人のグループ派遣のリーダーとしてごみ減量と資源循環型社会を広めるためにタイのチェンマイにある天然資源環境省・地方環境事務所1に派遣される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なーちゃま

4
筆者が1997年にレジ袋有料化を提唱し、日本で一斉に実現する今年7月までおよそ23年が経過。環境意識の高い欧米だけでなく韓国も使い捨て製品への規制を2006年時点で開始しており、いかに日本の環境意識への変革が送れているかを再認識した。本書では約10円/枚でマイバッグ持参の確率が高まること、レジ袋がゴミ袋として使われている場合使い道が残されているため削減力が減ってしまうこと、プラを公共機関がリサイクルしているからといってプラを減らす動機を民間から無くしてしまえば削減はされないこと、この3つを学んだ。2020/05/26

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