内容説明
壊れた世界をロボットは行き、あめ玉は逃げて、課長はランチを楽しむ。乗客はいずこかへ消え、美しい横顔は何を語る。寺田克也×穂村弘、2人の鬼才が再びタッグを組んで贈るおかしな掌編絵本第二弾。
目次
Robot
課長のランチタイム
あめ玉
電車の人々
MEMORIES
著者等紹介
寺田克也[テラダカツヤ]
イラストレーター。岡山出身
穂村弘[ホムラヒロシ]
歌人。札幌出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
109
☆7.0(5点満点なのですが) 先に幸田克也さんが絵を描いて、 それを得て穂村さんが文章を紡いでいます。 『Robot』が好き。 何を食べたらこんな“閃き”が降ってくるんだよ、ねえ、ほむほむ。 あとがきの文章の方が本文より長くないですか、ひょっとして…。2021/04/25
masa@レビューお休み中
81
【金沢海みらい図書館にて】こんな美しい図書館で、何の気なしにに本棚を見たら、穂村弘の棚を見つけてしまった。しかも、聞いたこともないタイトルの本とくれば…。もう読むしかないですよね。いやぁ、久しぶりにホムホム節に当たりました。これ図書館でなく、一人で読んでいたら、確実に噴き出してましたね。本当になんだろう、この人は…。どうして、こうも絵にそぐわない言葉を絶妙に使うんだろうか。近未来的な絵も、シュールな絵も、普通な絵も…。どれひとつとして、絵を見て普通に連想できる言葉がないから凄いと感心してしまうのです。2017/05/13
美登利
68
こういうのは、なんて言うんだろ。絵本?詩集?。寺田克也さんのイラストに、穂村さんが文章をつけたもの。短い言葉であったり、少々格言めいていたり。不思議で緻密なモノクロのイラスト(寺田さんの絵は初めてかも)と文章がぴたりと合う!、わけではないような(苦笑)。あっという間に読み終えてしまう薄さの中に濃い芸術でしょうか。このお二人の合作は前作もあるそうです。課長のタイトルの意味は?あとがきで分かりました。2016/01/05
K
27
寺田克也さんのイラストと穂村弘さんの短歌のコラボ。不思議な世界観が好き。2017/09/21
Roy
15
★★★★+ この本やっとブックオフで見つけました。僕は前作「車掌」より、こちらの方が好きで、それは何故かと言うと多分、寺田さんの絵から連想する穂村の言葉が、それがまたシュールで意外性を含むものだったからだろうと思います。それ故にもっともっと見たくなりましたのにこのページ数、悲しいですねとっても。2009/05/03