内容説明
19世紀末までの中国史、イスラム史、ヨーロッパ史の流れとつながりがわかり、世界史の動きが迫力を持って迫ってくる。
目次
第1章 世界史の基礎知識「根本思想とその権威化」について(「思想」に関する基礎知識は世界史の流れを理解するために避けて通れない;昔は「特殊な力を持った神近き人」が説いた思想で社会をまとめようとする傾向があった;「根本思想」を見る際には「地域性や時代性などの状況に応じた対処」を考える必要がある ほか)
第2章 儒教国家中国とイスラム教国家の興亡(歴史の流れを理解するために必要な「なぜ小さかった国家が大きくなったのか」という視点;中国が持つ「政治の比重の高さ」が古代における中央集権的統一帝国・秦の勃興を生んだ;秦の社会インフラを受け継いで政権基盤を固め、長期の中国統治に成功した漢帝国の興亡 ほか)
第3章 キリスト教国家の発展と世界征服への道(ローマを「共和国における皇帝独裁体制」に変えたオクタヴィアヌスの権力掌握のやり方;「古代国家と思えない文明度の高さ」を誇るローマは世界史的に見て特異な存在と見える;西ローマ滅亡で後ろ盾をなくしたローマ教会は「生き延びるため」政治的取引すら行った ほか)
著者等紹介
小林弘潤[コバヤシコウジュン]
横浜国立大学教育学部卒。小学校教諭、専任家庭教師を経て04年4月に月聖出版を設立。同年9月から『中高生のための勉強のコツ』など、学参、心理エッセイ、自己啓発、日本史、世界史という様々なジャンルの本を発刊。長野市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。