内容説明
“花散って風の挽歌が手に残る”まさいっつぁん=川柳作家村上正一氏の佳句多数収録。介護という重い現実を突き抜けるパワーと愛の日記です。
目次
始まりは突然に(二〇〇三年三月十六日)
楽しいってつけよう(四月十三日)
朝ご飯はバナナ(四月二十七日)
王様ゲーム(五月六日)
朝日館お風呂場老人殺人事件(火曜サスペンス風)(五月十九日)
愛はいらない、金をくれ(六月十二日)
それをいっちゃあ、おしめぇよ(七月七日)
マッチ売りのじっち(七月二十五日)
尾行大作戦(七月三十一日)
楢山節考(八月二十日)〔ほか〕
著者等紹介
村上美保子[ムラカミミホコ]
秋田県横手市生まれ。小学時代を岩手県岩泉町、中学時代を岩手県遠野市で過ごす。秋田県立横手高校卒。宮城学院女子短期大学卒。日本毛織岐阜工場に就職。女子寮の舎監と会社付属の日本毛織岐阜高等学園で家庭科を担当する。昭和47年結婚。福島県相馬郡新地町釣師海岸にある、海辺の小さなお宿「朝日館」の女将になる
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