目次
印象批評家の登場―文壇無駄話の成立
評論家秋江(秋江文学の軌跡―虚実論とその結実;文学修養時代―反自然主義の流れの一つして;明治四十二年の「芸術と実生活」論争―抱月、花袋との論争を中心に;「文壇無駄話」論―その評価をめぐって)
小説家秋江(初期作品の成立―作品形象化の過程と月評文;「柴野と雪岡」論―実験小説にみられる創作空間;「別れたる妻に送る手紙」成立の過程―その文体について;「別れたる妻に送る手紙」の成立―主人公雪岡の誕生とその意味するもの;「別れたる妻に送る手紙」の円環―「別れた妻」ものの問題;「別れたる妻に送る手紙」の変容―私小説論と連関する問題)
近松秋江生活年譜
著者等紹介
沢豊彦[サワトヨヒコ]
筆名、村椿四朗。1946年東京都に生まれる
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