内容説明
江戸末期、錦絵のモデルとなった女性達英泉の執筆を助け、国芳の幕政批判に協力したのでは…江戸時代の染料を調べていた染色家が次々と抱いた疑問を考察し、新たな発見へ。
目次
第1章 江戸末期の浮世絵に描かれた染織品(着装に見られる時代背景;英泉作品からモデルを推測する)
第2章 天保改革批判のマドンナ(詞書・狂歌に込められたもの;狂歌を詠んだのは誰か)
第3章 執筆者と絵師の共同作業(英泉・国芳の密かな協力;合巻『児雷也豪傑譚』)
第4章 着装美の余韻(安政の烏鷺合戦の着物;カラスのイメージの変容 ほか)
第5章 プルシャンブルー(ベロ藍)考(プルシャンブルーについて;浮世絵に使われ始めたのは何時か ほか)
著者等紹介
伊藤敦子[イトウアツコ]
1952年生まれ。染色家。日本工芸会所属
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