内容説明
自分を毒殺しようとした母の代わりに弟を殺したと言われる伊達政宗。だが、母子の確執は本当にあったのか?そして、キリシタン禁令の折、一大名の立場であえてローマへ使節を送った政宗の真の目的とは―?天下取りの大望を追いつづけた主従を縦糸に、母・妻・娘ら周囲の女性たちを横糸に配して新たな政宗像を織りなした新・伊達物語。
著者等紹介
鈴木由紀子[スズキユキコ]
山形県生まれ。『闇はわれを阻まず山本覚馬伝』で第四回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぎゃぐれー
1
伊達政宗の一生。「独眼竜」の二つ名を持つことから、荒々しい人物だと思っていた。ある意味ではその印象は正しかったが、また別の面も持っており、実在の人物だから当たり前だが多面性を持っていてなかなか魅力的な人物。10年生まれが早ければ天下を取っていたと言われるが、逆に10年遅かったから仙台の基盤を築くことができたともいえる。2021/05/17
Lupin
0
戦国武将の人気者 伊達政宗さんは家族と対立していたというイメージがありましたが、作者さんの描かれた母子、主従の関係性の温かさに、引き付けられて一気に読みました。 面白かったです フィクションなのか真実なのかわかりませんでしたが、家族愛に溢れていた伊達政宗さんは、とっても素敵でした 私の心の中では、こちらを真実だと思って行こうと思います2014/10/22
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