内容説明
明治・大正・昭和・平成、四つの時代を生きてきた思い出の家、寿命がつきて取り壊すことになった時、せめて四畳半だけでも残してやろうと決心した。さて、それから…再発見した家族の歴史、江戸の住宅建築、再生に携わった人々、多くの出会いがあった。そこには日本の民家を愛する人々がいた。
目次
第1章 そもそもの始まり
第2章 四畳半と風呂場の再生記(まずは実測から;設計図ができる;柿も残してやろう;家作りの熱狂;旧屋を取り壊す ほか)
第3章 再生補遺(旧屋離れの最期;夢と旧屋;貧乏徳利;杵と三味線;旧屋の動物記;関東大震災;母の顔)