内容説明
「学校の勉強ができなかった自分は頭が悪いんだ」という認識は、学校教育が持つ弊害から生まれた「偏見」であることを解き明かし、知識の効率的なインプットのやり方、「本、新聞、テレビ」との上手なつき合い方、マスコミ報道の受け止め方、情報の価値を実感することの大切さなどの項目を通して、挫折することなく長続きする「一般的な勉強のやり方」を紹介しています。
目次
第1章 本当の「頭のよさ」とは何か(「記憶力がいいこと」は「頭がいいこと」とイコールではなく、その一部に過ぎない;知識は頭に入れなくても、自由自在に引き出せれば「使う」ことは十分に可能 ほか)
第2章 情報処理の第一プロセス「インプット」について(インプットの基本項目(1)強制度が高いか自由度が高いかに応じて対処を変える
インプットの基本項目(2)「知識の重要性の識別」を意識する ほか)
第3章 「本、新聞、テレビ」等の特性と上手なつき合い方(他ではあまり聞かれない読書論としての「本が持つ権威による弊害」という観点;「古典の権威」に対して「昔は通用したが現代では合わない考えもある」という視点を ほか)
第4章 マスコミ報道の受け止め方と「情報操作」の見分け方(「マスコミとは伝える存在で、自分たちが受けているのは間接的な情報」という認識を;報道全般の特性(1)報道とは「事実を伝える」と「解釈を施す」行為に分かれる ほか)
第5章 「情報の価値」と「情報媒体としての人」という視点(情報処理能力を高める目的は「価値ある情報を集めて内からの実感を増やす」ことにある;「大量生産情報より身近で基本的な情報媒体」として「人」がある ほか)
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