出版社内容情報
出会いは偶然か、必然か。
でもこの恋心は、きっと必然。
父と母を相次いで亡くした看護師クレシダは、心機一転、
オランダで老医師の執筆作業を補佐することに。
老医師の家へ向かう途中でアムステルダムに立ち寄ったとき、
運河の入り組んだ中心街で道に迷ってしまった。
すると、青い瞳が美しい長身のオランダ人男性ヒレスに助けられるが、
とても無愛想で横柄な彼に、クレシダは苛立ちを隠せなかった。
その後、老医師のもとで働き始めた彼女は、思わぬ再会を果たす。
なんと、アムステルダムで会ったヒレスが老医師の家に現れたのだ!
彼が老医師の仕事仲間と知って呆然とするクレシダに、彼は告げた。
「驚いたようだね。だが、あの出会いは必然だったんだよ」
傲慢なドクター・ヒレス・ファン・デル・テイレとの再会に心乱れるクレシダ。ある日、インフルエンザに倒れた彼女を優しく看護してくれたのは、他でもないヒレスでした。けれども、目覚めた彼女が目撃したのは、親密そうに並ぶ彼と恋人らしき女性の姿で……。
【目次】