- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
日本国内でゲットーを形成しないフィリピン人移住労働者たち。異国の地で生き抜く彼らのコミュニティーは、主日、教会に突如現われてその日のうちに消える。在日フィリピン人学者がライフワークとして追い続けた彼らの情報交換の場“折りたたみ椅子の共同体”の実体を報告する。
目次
第1章 概論
第2章 フィリピン―スペインによる征服、キリスト教化、フィリピン人の海外移住の始まり
第3章 カトリック教会“祈りの家”
第4章 カトリック教会支援的な役割
第5章 ノベナ、信心業と巡礼“伝統の輸入”
第6章 カトリック教会折りたたみ椅子の共同体
著者等紹介
マテオ,イバーラ・C.[マテオ,イバーラC.][Mateo,Ibarra C.]
1962年、マニラ近郊のブラカン州生まれ。1984年、フィリピン国立大学マスコミュニケーション学部卒業。在学中からマニラ・デイリー・ブルティン紙、フィリピン・デイリー・エクスプレス紙、マラヤ紙で、記者活動を始める。1987‐1992年、共同通信社マニラ支局英文記者。1986年の“ピープルズ・パワー革命”から、コラソン・アキノ政権時代を取材。1992年、文部省留学生として来日。上智大学文学部新聞学科大学院研究生を経て1996年、上智大学比較文化学部大学院修士課程修了(B.A.)。上智大学文学部社会学科大学院博士課程中退。東京外国語大学非常勤講師(1997‐1998)
北村正之[キタムラマサユキ]
1947年、北海道夕張市生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。1977‐1980年、1985‐1989年、共同通信社ジャカルタ支局長。国際局企画委員を経て現在、株式会社共同通信社情報統括部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。