異界シリーズ
怪談の解釈学

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434023095
  • NDC分類 147
  • Cコード C0344

内容説明

あの奇妙な体験をどう語り、どう理解するか。懐疑と幻想の間から立ち上がる挑発的論考。

目次

第1章 心霊スポット論(肝試し成功の秘訣;「杉沢村」はどこですか?;宮田妖怪学再考)
第2章 怪談のコミュニケーション論(怪談を聞くということ;ある霊感少女の青春物語;聞き手と語り手)
第3章 幽霊の実在論(死者の幻と心霊研究;「霊」という名の妖怪;「犬の霊視」と心霊科学の破綻)
第4章 怪談の解釈学(心霊現象学から怪談の解釈学へ;怪談の分類;物語としての体験;怪談の解釈学のめざすもの)

著者等紹介

広坂朋信[ヒロサカトモノブ]
東京生れ。怪談研究家。妖怪博士井上円了の設立した東洋大学で哲学を学ぶ。卒業後は勤労者として販売や営業の仕事などをしながら怪談を収集。現在は自営業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らむだ

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心霊、怪談を中心に実例を交えながら持論を展開。なかなか面白かった。2010/07/29

ホンドテン

0
図書館で。宮田民俗学の境界論から説き始める(目黒行人坂に怪談なし)。怪談は客観的な事実の補足不能なほぼ主観的経験解釈言説でありほぼ現象学的アプローチを求められることを(覚悟)すべき、当たり前なのだが結構、根本的なことに気づかされる。怪談師なんてジャンルがあるが、その手合いに自覚はあるか。まぁ陰魔羅鬼に代表される支那魂魄観の混入や平田篤胤の多層的異界観など知見の披瀝は好奇心を満たす。2023/11/05

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