内容説明
そこにあるものは、一分一秒を争う緊迫した場面ばかりではない。軽妙なユーモアも、やりきれない怒りも、そして深い感慨もある。長年、夜間救急受付担当者として日々を重ねた著者が見た光景、耳にした言葉、感じたことごとを、普段着の言葉で語るエッセイ。
目次
どうしました?お大事に
女性に年齢を聞くなんて失礼ね
手首切っては自殺できない
細分化された診療科目
切断された片足の処分
子供が魚に噛まれた
日が悪いから今日は退院しない
熱いお湯を下さい
肛門に電動コケシを差し込んだ?
少なくなった自然死〔ほか〕