出版社内容情報
倒産二度の土壇場から這い上がった不屈の商人魂。経験がないのは”夜逃げ”と”空を飛ぶことだけ”だけ。東京都知事、大阪府知事選など三度の落選に耐え、青森・小田川城から大阪城の主を目指して突き進む。現代ノンフィクションの快作!
【羽柴秀吉プロフィール】
建設業、観光業他数十社を束ねる羽柴グループの総帥。普段は作業服姿で自らブルドーザーに乗り、年商数百億を稼ぐ。
推薦のことば/森田健作
第一章 羽柴流・会社のリーダーになる資質
第二章 羽柴流・家庭のリーダーになる資質
第三章 羽柴流・日本のリーダーになる資質
あとがき
「青森の大バカ者で終わるか、それとも天下を取るか」
こう考える時、心が熱くなってくる時がある。本気で考えるからこそ、熱くなってきて涙が出る時もある。自分は本当のバカ者かと思う時もある。
それでも胸の奥から突き上げてくるやむにやまれぬ思い、「天下を取る」という夢を、私は必ずや実現してみせる。
(第三章 羽柴流・日本のリーダーになる資質より)
ゼロから総資産数百億円を稼いだ実業家。二回の倒産から這い上がり、「天命は天下を取ること」と真剣にいう羽柴氏。
その経営哲学とは?
内容説明
倒産二度の土壇場から這い上がった不屈の商人魂。経験がないのは“夜逃げ”と“空を飛ぶこと”だけ。東京都知事、大阪府知事選など三度の落選に耐え、青森・小田川城から大阪城の主を目指して突き進む。築くべくして築いた資産、数百億円の経営戦略と平成の秀吉の素顔を直木賞作家が渾身の筆で書き下ろした現代ノンフィクションの快作。
目次
商才の芽生え
高速の仕事師
栄光と転落の日々
東北の怪男児
コツコツへの転換
別離と不運の果てに
築城への路
選挙という戦い
天下人への条件
また再びの出陣
小田川藩の建設
羽柴新党が旗揚げする日
新世紀の序章
著者等紹介
笹倉明[ササクラアキラ]
昭和23年兵庫県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒後、広告代理店、フリーの雑誌記者等を経、80年『海を越えた者たち』(第4回すばる文学賞佳作入選)で作家活動に入る。88年『漂流裁判』(文芸春秋)で第6回サントリーミステリー大賞受賞。89年『遠い国からの殺人者』(文芸春秋)で第101回直木賞を受賞する。主な作品に『砂漠の岸に咲け』(毎日新聞社)、『愛をゆく舟』(幻冬社)、『推定有罪』(文芸春秋)、『ルアン歳月』(毎日新聞社)、『新・雪国』(広済堂)、『旅人岬』(NHK出版)などがある
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