内容説明
膨大な資料を精査することによって、日本電信電話公社の民営化の葛藤とプロセスを実証的に分析し、日本の電気通信産業の構造に光を当てる。
目次
第1章 電気通信の創業過程における経営形態問題―電電民営化過程の研究・前史
第2章 敗戦前における電電民営化論議
第3章 敗戦から公社設立に至る経営形態論議
第4章 日本電信電話公社法の枠組みと内容―経営形態との関連において
第5章 電電公社発足後における経営形態論議の系譜
第6章 第二次臨時行政調査会にみる電電民営化論
第7章 電電民営化の背景としての労働問題
第8章 1970年代後半における電電民営化の底流と問題点
第9章 電電民営化期にみる『電電ファミリー』の範囲と内容
第10章 電電民営化期にみる『電電ファミリー』の天下り・資材調達・研究開発