内容説明
「宇宙ステーションから犬小屋まで」―あらゆる建築物を造り上げる建設業。これは絶大な信頼がなければできない仕事だ。建設異質論から脱却し、“あたりまえのことをあたりまえにこなす”産業として、建設人の誇りを取り戻し、飛躍せよ。今こそ、まさにチャンスなのだ。
目次
第1章 建設業は異質な産業か?(社会とのギャップ;あたりまえのことをあたりまえに ほか)
第2章 建設業の業態―何を提供するのか(分業体制;建設投資は何のためか ほか)
第3章 生産システムの再構築(受注生産―関係の網目;労働集約的な現場作業 ほか)
第4章 変わりゆく市場の構造と制度(建設需要の水準低下と質的変化;公共工事制度の改革―社会資本整備手法の広がり ほか)
第5章 自律的な市場競争へ(競争の姿;生産性の競争―一九九〇年代の経験 ほか)
著者等紹介
長谷部俊治[ハセベトシハル]
みずほ総合研究所(株)理事。1973年東北大学理学部を卒業。同年に建設省に採用された後、都市局、建設経済局、河川局、(財)建設経済研究所等に勤務。1999年建設大臣官房官庁営繕部管理課長、2001年国土交通省国土交通政策研究所副所長を経て、2002年国土交通省を退職。同年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。