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ソフトマターの秩序形成

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  • サイズ A5判/ページ数 399p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784431712435
  • NDC分類 431.8
  • Cコード C3042

内容説明

ソフトマターとはコロイド・液晶・高分子・両親媒性分子などの複雑な化学構造をもつ物質の総称である。驚いたことに、これらの物質は構造が複雑になればなるほど高度な分子集合体を形成する特徴がある。この特徴は工業的にも利用され、またその究極な分子集合体が生命系である。本書はソフトマターが複雑な構造を獲得するに従って拓かれて来た多様な分子集合体の秩序構造形成を理解する上で基本となる原理を単純な系から複雑な系へと実験と理論の両面から紐解いたものである。取り扱う系は、コロイド粒子系、液晶粒子系、高分子、ブロック共重合体、両親媒性分子、高分子+球状コロイド粒子複合系、液晶+高分子複合系、両親媒性分子膜+高分子複合系、生体膜などである。

目次

第1章 序論(ソフトマターの秩序構造;弾性散乱実験の基礎 ほか)
第2章 単一成分ソフトマターの秩序形成(球状コロイド粒子の秩序形成;棒状コロイド粒子(液晶)の秩序形成 ほか)
第3章 両親媒性ソフトマターにおける秩序‐秩序転移(秩序メソ構造の実験的研究;秩序メソ構造の理論的研究 ほか)
第4章 ソフトマター複合系の秩序形成(高分子+球状コロイド粒子複合系;棒状粒子液晶+高分子複合系の秩序形成 ほか)

著者等紹介

今井正幸[イマイマサユキ]
1983年3月大阪大学理学部高分子学科卒業。1985年3月大阪大学理学研究科高分子学専攻修士課程修了。1993年3月京都大学博士(工学)。1985年4月東洋紡績(株)。1992年11月東京大学物性研究所助手。1998年4月お茶の水女子大学理学部助教授。2001年4月お茶の水女子大学理学部教授。専門はソフトマター物理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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