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出版社内容情報
花沢健吾の報われない傑作…新装版で登場!
大ヒット作『アイアムアヒーロー』の花沢健吾の初連載作、『ルサンチマン』。
ファンから熱狂的な支持を集めるも、「報われなかった傑作」と言われるこの作品が、上下巻で新装版として遂に登場!!
物語の舞台は、2015年、東京。
デブ、ハゲ、素人童貞のたくろーは、30歳の誕生日に運命の彼女と出会う。
しかし、それはアンリアル――
バーチャルリアリティープログラムによって構成された世界・仮想現実の中のAIキャラクター・月子だった……
「現実を直視しろ。おれ達にはもう仮想現実しかないんだ」
月子に惹かれていくたくろーだったが、彼女の存在には大きな秘密が隠されていた……
【編集担当からのおすすめ情報】
2004年からスピリッツ誌上に掲載された、全4巻で「打ち切りになった」伝説の花沢健吾氏の初連載作。
今も各所で「傑作!」と絶賛されるこの作品が、このまま埋もれてしまうのは勿体ない!!
…ということで、新装版として上下巻での刊行が決定いたしました!
読むタイミングを逸していた方、
存在すら知らなかった方、
連載当時応援してくださった方…
あらゆる人に、「今だからこそ改めて」読んでいただきたい作品です。
最新作『アイアムアヒーロー』の10集と同時発売!
さらに、翌11月末には、『ルサンチマン 新装版』下巻と、こちらも大注目、単行本未収録作品を完全収録した、初の短篇集『特火点』が発売決定!!
2か月で4冊リリースの「秋の花沢健吾祭り」、くれぐれもお見逃しなきようお願いいたします!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
多田幾多
17
童貞でブスでデブでハゲという、主人公というかモブ以下のような男が、ある日恋人を手に入れた。しかし、それはパソコンのなかだけの少女だった。アイアムアヒーローしか読んでいなかったけど、本当にスゴいマンガだ。初連載でこうとは・・・もう、才能が爆発してやがる!2013/07/31
エリナ松岡
12
最近マンガを読む回数がめっきり減ってしまいましたが、VRを扱っているという事とビックリのタイトルからずっと読みたかった作品で、10年遅れではありますがやっと上下巻手に入れて読み終えました。今では売れっ子の漫画家さんですが、本作品も素晴らしい完成度・構成力だと思います。十分な前置きなく女性に薦めるとセクハラになりそうな描写・発言が多いものの、 無駄に過激な描写は殆どないような気がします。また、所々『宮本から君へ』を彷彿させるシーンが結構ありまして、個人的には模倣と捉えるよりはむしろ好感度上がりました。 2017/10/26
白い駄洒落王
8
駄目男の電脳SF。まあまあ。ちょっと古びているかな。2013/07/26
kanon
7
何年も積読していたのだけれど、一回読み始めてみたら止まらなかった。2015年の話なのだな。もう過ぎている訳だけど、今の時代とほぼ同じ感じ。現実逃避とは言うけれども、個人的には、そういう場所も必要だと思う人間なので、本人が幸せなら全然浸かっても良いんじゃないかと。(勿論それで仕事とか辞めたりしちゃったら本末転倒であるが)。適度な現実逃避は一日の中に必要だ。そうしないと壊れてしまう。2018/10/27
motoso
5
VRやるならこれを読め!と言われて読んだ.あのグローブやらなんやらで砂浜のサラサラ感とか水の感じとかが出せていることが(フィクションだからだけども)印象に残ったしはやくこういうデバイスを作らなきゃダメだなあと思った.こんなに高度なAIは僕が生きている間に出来るのかなあと考えるとあんまり希望が持てない.主人公がボディースーツないから感触がないと嘆いているの非常によく理解できる.2014/11/30