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Springer reviews
生体統御システムと内分泌攪乱

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  • サイズ B5判/ページ数 321p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784431711124
  • NDC分類 498.4
  • Cコード C3045

出版社内容情報

《内容》 内分泌撹乱化学物質,いわゆる「環境ホルモン」研究に関する待望のレビュー集.国内外の第一線で活躍する研究者が,神経分化,甲状腺機能,性分化,免疫機能,行動など様々な側面から内分泌撹乱化学物質問題を検証している.大学院の学生レベルでもわかるように豊富な図表を使って基礎科学の立場から解説した.    

《目次》
1. 環境と生物
2. 核内受容体と膜受容体
核内性ステロイドホルモン受容体による転写制御への影響
ポリ塩化ビフェニルによるSXRを介したヒト生体異物反応の制御
エストロゲン受容体ノックアウトマウスを用いて明らかになったエストロゲン作用メカニズム
内分泌撹乱とステロイド代謝-特にヒト組織における検索-
膜に局在するエストロゲン受容体の機能
3. 神経分化と甲状腺機能
内分泌撹乱化学物質の脳・神経系への影響
内分泌撹乱化学物質の神経幹細胞分化に及ぼす影響
内分泌撹乱化学物質の脳機能発達への影響
-遺伝子発現の撹乱と学習障害(LD),注意欠陥多動性障害(ADHD),高機能自閉症-
甲状腺の発達と脳機能-内分泌撹乱の蓋然性-
ビスフェノールAによる甲状腺ホルモン撹乱
甲状腺ホルモン撹乱物質の生体作用の動物種差
4. 性分化と性腺発育
生殖腺の機能と性分化の機序
内分泌撹乱化学物質の精巣機能への影響
内分泌撹乱化学物質の前立腺発育・分化に対する影響
内分泌撹乱化学物質の子宮への影響のマイクロアレイによる解析
5. 発達と行動
ビスフェノールAの青斑核に対する影響
周生期におけるジエチルスチルベストロール曝露の行動影響
行動の制御にかかわる脳内エストロゲン受容体の役割
サル類の行動からみた内分泌撹乱化学物質の影響
内分泌撹乱化学物質のターゲットとしての脳
6. 免疫機能
内分泌撹乱化学物質の免疫機能に及ぼす影響
内分泌撹乱化学物質の免疫系メディエーターに及ぼす影響
低用量内分泌撹乱化学物質の免疫系に及ぼす影響
ビスフェノールAの免疫系への影響
免疫系に対する植物性エストロゲンの影響
7. コンピュテーショナルバイオロジーによるアプローチ

8. 付録
低用量問題-低用量影響の生物学的蓋然性

内容説明

環境化学物質による攪乱の蓋然性は内分泌系のみにとどまらない。多領域にわたる研究者が内分泌攪乱化学物質問題を正面から取り上げて基礎科学の立場から解説した待望のレビュー集。

目次

1 環境と生物
2 核内受容体と膜受容体
3 神経分化と甲状腺機能
4 性分化と性腺発育
5 発達と行動
6 免疫機能
7 コンピュテーショナル・バイオロジーによるアプローチ
8 付録

著者等紹介

井上達[イノウエトオル]
国立医薬品食品衛生研究所

井口泰泉[イグチタイセン]
自然科学研究機構基礎生物学研究所岡崎統合バイオサイエンスセンター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。