内容説明
そもそもユーロの船出は拙速にすぎたのではないか?ユーロをめぐる問題は、ユーロ圏のみならず世界を巻き込み、予断を許さない状況となっている。ユーロの崩壊がもたらす、日本円の将来とは?ユーロの危機、円の将来。日本版への書き下ろし「ユーロの危機と円の将来」を収録。
目次
第1章 ユーロでなくてもよかった?
第2章 創設者たちと官僚たち
第3章 分裂と崩壊
第4章 永続的な通貨同盟への旅路
第5章 後退か前進か
第6章 ユーロの危機と円の将来(日本語版への追加章)
著者等紹介
ブラウン,ブレンダン[ブラウン,ブレンダン][Brown,Brendan]
1951年生まれ。英系および外資系の大手証券会社を経て、現在は三菱セキュリティーズインターナショナルのディレクター兼調査部長(在ロンドン)。シカゴ大学経営学修士およびロンドン大学経済学博士。国際経済エコノミストとしてグローバルな資本移動と為替相場の分析が専門。『ヨーヨー円』(東洋経済新報社、2003年)をはじめ、国際金融に関して多くの著作や論文があり、「日経金融新聞」への寄稿多数
田村勝省[タムラカツヨシ]
1949年生まれ。東京銀行(現東京三菱銀行)で調査部、ロンドン支店、ニューヨーク支店などを経て、現在は関東学園大学経済学部教授。東京外国語大学および東京都立大学卒業
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