病理学からみたヒト脳の宿命―神経病理学における組織構築の意義

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  • サイズ B5判/ページ数 111p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784431710493
  • NDC分類 493.71
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 「ヒト脳の進化」と「脳病変の発生原理」についてわかりやすく書かれた解説書.著者は,Foix-Alajouanine病,モヤモヤ病,Wernicke脳症などの疾患の脳病変を検索した結果,一見何の関連性もないこれらの疾患に,「病変局在の選択性」という点で共通点があることを発見した.本書ではこの選択性の機序を分析し,中枢神経系疾患の病因と病変の成立機序の解明を試みている.神経疾患を専門とする臨床医や大学院生はもちろん,メディカルサイエンス分野やニューロサイエンス分野に興味を持つ読者にもお勧めの1冊.    

《目次》
第1章 大脳にみられる病変局在の選択性
  灰白質を選択的に侵す病態
  白質を選択的に侵す病態
第2章 脳幹の一定領域を選択的に侵す病態
  Central pontine myelinolysis (CPM) と pontine and extrapontine myeliolysis (PEM)
  Multiple spongy necrosis of the pontine base (MSN)
  ビタミンB1欠乏性脳症 ( Wrnicke 脳症)
第3章 脊髄の一定領域を選択的に侵す病態
  Foix-Alajouanine 病
  遅発性放射線傷害(遅発性放射線脳症を含む)
  HTLV-l-associated myelopathy / Tropical spastic paraparesis (HAM/TSP)

目次

第1章 大脳にみられる病変局在の選択性(灰白質を選択的に侵す病態;白質を選択的に侵す病態)
第2章 脳幹の一定領域を選択的に侵す病態(Central pontine myelinolysis(CPM)とpontine and extrapontine myelinolysis(PEM)
Multiple spongy necrosis of the pontine base(MSN)
ビタミンB1欠乏性脳症(Wernicke脳症))
第3章 脊髄の一定領域を選択的に侵す病態(Foix‐Alajouanine病;遅発性放射線傷害(遅発性放射線脳症を含む)
HTLV‐I‐associated myelopathy/Tropical spastic paraparesis(HAM/TSP))

著者等紹介

桶田理喜[オケダリキ]
1937年富山県生まれ。1956年富山県立高岡高等学校卒業。1962年東京医科歯科大学医学部卒業。1967年同大学院修了、医学博士。同大学医学部助手。1971~73年オーストリア政府奨学金留学生並びに文部省在外研究員としてウィーン大学神経研究所(所長Franz Seitelberger教授)留学。1973年10月東京医科歯科大学医学部講師に就任。1975年4月東京都駒込病院病理科(望月孝規部長)へ医長として転出。1979年東京医科歯科大学難治疾患研究所機能病理学講座(1989年に神経病理学教室に改称)教授に就任。2003年同研究所を停年退官、東京医科歯科大学名誉教授
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