内容説明
本書では、「シュレーディンガーの猫」の小猫二匹を、宇宙空間の反対方向にそれぞれ打ち上げるという設定を考えることで、量子論に光速と逆向きの時間の概念をとりいれて相対論と結合させ、量子力学がはらむあらゆるパラドックスを解決する新解釈を導く。また、光の本性の解釈について、その歴史的変遷がのべられている。さらに、“重ね合わせの状態”がすでに応用レベルとなっている例として、星間移動型テレポーテーション・マシーンや量子暗号を紹介する。
目次
プロローグ 何が問題か
第1章 古典理論における光
第2章 近代
第3章 不思議な真理
第4章 非常手段
第5章 考えることについて考える
エピローグ 解明―現在の神話
-
- 洋書
- MUNCHHAUSEN