内容説明
本書の目的は、ネット理論のうち、実際に応用する際に基礎となるものを説明することである。したがって、まずネット理論の基本的な概念と考え方をいくつかの例で示しながら紹介し、またそれらの関係について述べる。さらにいくつかの拡張例でネットの応用方法を説明する。
目次
序論(紹介例と基礎的定義)
第1編 条件/事象‐システム(条件と事象からなるネット;条件/事象‐システムのプロセス;システムの性質)
第2編 プレース/トランジション‐ネット(プレースとトランジションよりなるネット;ネット‐インバリアント;特殊なクラスのネットについての活性判定)
第3編 個体トークンをもつネット(述語/事象‐ネット;関係ネット)
付録:数学的概念および表記法