内容説明
タローはとてもあばれんぼう。ぼくのかわりにやりたい放題。スカッとするけど、あとが恐い。叱られるのはぼくだもん。虐待はいつか終わる。ほんものの友だちも大事にね。
著者等紹介
森野さかな[モリノサカナ]
1964年生まれ
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感想・レビュー
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Naomi
1
「タロー」は、もうひとりのぼく。ぼくが悲しいとき、つらいとき、一緒にいてくれる。ぼくにできないことをしてくれたり、話を聞いてくれたり、心強い味方。妹が産まれて引っ越ししたから、たんすの中にいた「タロー」には会えなくなっちゃったけれど、もう一人で大丈夫って、ひとまわり大きくなったぼくがいる。妹が産まれて、それまでいいこだった弟がわるい子になったってことに、現実味を感じた。みやざき中央新聞で著者の名前を知り、読んでみたいと思った。コンピューターで描いたみたいな絵で、あまり好みじゃないけど、内容はまぁまぁ。2013/05/13