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目次
特集(奇書による大世界巡り;宇宙、このすべてが繋がる劇場―「イエイツ・テーゼ」の真の射程;「奇」と「偽」の世界―イリュージョン文化考)
1部 神話学
2部 博物誌と旅行記
3部 聖書学
4部 偽書・暗号書
5部 奇想文学
6部 疑似科学とオカルト学・予言学
7部 悪魔学
8部 性文学
9部 その他の奇書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
拓也 ◆mOrYeBoQbw
16
総覧。神話、聖書、偽書、悪魔、奇想文学、博物学と様々な分野の奇書を蒐集、解説した便利な一冊。私が持ってるのは91年版ですが内容は一緒です。この手の本が一冊有ると、分厚い学術書や難解な古典を開かなくとも様々な出典元や文学の系譜が分かるのは便利ですね。特にジョイスやボルヘス、エリオットなど引用や本歌取りの多い作家を読む時に、手元に欲しい一冊です(・ω・)ノシ2016/04/27
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12
『寄書』の書籍に『聊斎志異』世界的怪異小説の掲載を見つけてすぐにお借りしました。見た目オカルトチックな様相に始めは戸惑いましたが解りやすくて興味深く楽しめました。神話や悪魔学があれば聖書の宗教的なものに遊女の手引き書、錬金術にSF的なもの…ビックリするほど多種多様な100を越える寄書の要約、解説。検索してもなかなか出てこない書籍もあり凄く勉強になりました。時間を要しないで世界の寄書を一周できた感じです。そして新たな好奇心を掻き立ててくれる書籍でした。2022/05/21
還暦院erk
5
図書館本。読了しきれないうちに返却期限が来た。紀元前成立の作品や神話伝説が「物語」として面白かったりするのが不思議。何百年何千年経っても人間の変わらない部分って多いのね。でも「昔の迷信やトンデモ説」もテンコ盛りで、これで命を落とした無辜の民も多かったのだろうと思うと複雑。また借りて続きを読みたい。2018/03/21
はにまる
3
神話学、博物誌・旅行記、偽書・暗号書、聖書学、奇想文学、疑似科学・オカルト、悪魔学、性文学。目次を拾うだけで、興味をそそられる奇書が満載。神話を奇書と読んで良いかは疑問だが、取り上げられているのがいずれも奇想あふれる本という意味で、自分が興味を持つ奇書に完全にマッチしている。全て原典を当たるのはなかなか難しいので、まとめて奇書のエッセンスに触れられるのはありがたい。とにかく面白い。2022/02/13
むーみん@あっく
3
神話学から悪魔学まであらゆる分野の所謂「奇書」と呼ばれているものがコンパクトにまとめられていて非常に内容の濃い一冊。辞典形式になっているので知識がない人にも楽しめる。ただ日本の奇書が一冊も紹介されていないのは少し残念