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内容説明
新聞記事に対する読者の目がさらに鋭くなってほしいとの願いから、30年間新聞社に在籍した経験を元に、新聞そのものを材料として書いた。この1年新聞紙上を賑わせた話題が多かった。東京佐川急便事件で金丸前自民党副総裁の議員辞職に続く竹下元首相の国会証人喚問、クリントン大統領誕生、皇太子妃問題、貴・りえ騒動、矢ガモ。これらのティピカルな記事を読んで、とくに文章と文体を分析し、報道姿勢を考えてみた。対象にしたのは、東京で発行されている一般紙の最終版である。
目次
新聞用語と使われる背景
大流行の「としている」
客観表現の限界
主観+客観表現
揺れている客観報道
許容範囲の主観報道
情報の出所
記事の平易度・難解度
記者の解釈
新聞の文体
名文より明文
見出しはサマリー
見出しは駄洒落ではない
キーワードの切り出し
記事がいいと見出しもよくなる
新聞の始末書
過剰報道と報道自粛
新聞とテレビ報道