出版社内容情報
●乾癬を正しく知り、正しく向き合うことが、病気を克服する第一歩
乾癬はカサカサした皮疹が全身にでき、古くなった角質が白くたまりフケのようにボロボロと剥がれ落ちる慢性の皮膚疾患です。症状が見た目にもわかることから人目が気になり、外出をためらったり、やりたいことも我慢してしまう患者さんが多いものです。乾癬治療は最近になって目覚ましい進歩を遂げ、治療法の選択肢が広がり、より有効かつ自分に合った治療法を選ぶことで上手に症状をコントロールし、発症する前と変わらない生活を取り戻せるようになっています。完治は難しい病気ですが、定期的な通院と適切な治療、生活での自己管理を続けることで、よりよい状態を維持することが可能です。正しい知識を身につけ正しく向き合うことが、病気を克服する第一歩となります。
目次
第1章 乾癬とはどんな病気か(乾癬とは;乾癬はなぜ起こるのか? ほか)
第2章 乾癬の診断と関連する病気(乾癬と間違いやすい病気はたくさんある;まずは、皮膚科の専門医を受診する ほか)
第3章 乾癬のいろいろな治療法(乾癬治療の基本的な目的;治療は大きく2つに分けられる ほか)
第4章 日常生活での工夫(再発や悪化を招かないためには;食生活で注意することは ほか)
著者等紹介
朝比奈昭彦[アサヒナアキヒコ]
東京慈恵会医科大学皮膚科学講座主任教授。1987年東京大学医学部卒業、東京大学医学部皮膚科学教室入局。1992年米国MGH‐Harvard Cutaneous Biology Research Center留学。2001年東京大学医学部皮膚科助教授、2005年国立病院機構相模原病院皮膚科医長・臨床研究センター室長併任、2014年東京慈恵会医科大学皮膚科学講座准教授を経て2018年より現職。日本皮膚科学会理事・認定皮膚科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医・指導医、日本レーザー医学会レーザー専門医・指導医・評議員、日本研究皮膚科学会評議員、日本乾癬学会理事。専門は乾癬、アトピー性皮膚炎、皮膚免疫学、レーザー医学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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