目次
新宿「思い出横丁」の咋日今日明日
「池袋の夜」を訪ねて―美久仁小路、人世横丁
中央沿線“酒場街”青春哀歌―吉祥寺、西荻窪、荻窪、阿佐ケ谷、高円寺、中野
小岩の酒場に永井荷風の足跡を訪ねて
大井町の夕暮れ―東小路、旧大井新地
近未来から戦前へ 品川駅港南口、旧海岸通り
横浜野毛酒場街の“戦後”を呑み歩く
深川「辰巳新道」下町酒場街にも変化あり
名店居並ぶ大塚酒場街その歴史を“呑む”
錦糸町裏通りで呑む―ダービー通り、花壇街
東京スカイツリー下の酒場街―押上、業平、曵舟界隈
移ろいの街―有楽町ガード下界隈
新橋ガード下酒場街を発掘する
新宿ゴールデン街―その“魔性”の味は?
華やかなりし昭和の残香―“グランドキャバレー”を求めて
著者等紹介
藤木TDC[フジキTDC]
1962年生まれ。“路地裏酒場・横丁”評論家。AV、B級映画、C級な街の事情などにも精通し、その取材・評論領域は極めて広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
飲み屋横丁と高層ビル群とのコントラストが好きだったりします。有楽町のガード下の鳥藤(ミルクワンタン)はお薦めです。2020/03/22
justdon'taskmewhatitwas
4
(前読本との重複も多いが)江戸・明治期から戦後GHQを経てのTokyoSkyTreeに至る首都行政の真っ当縛りと、闇市上がりで足並みの揃わなさも香しい都市の変遷論(文学史的には『濹東綺譚』や『原色の街』等のガイドブック)である。バブルから30年、ようやく地方でも土地神話の呪縛から解き放たれて、プチ再開発の進む故郷の駅前繁華街も、生き残った住人達の証言がデジ録されて、GoogleMapのレイヤー操作で『ドラクエ』の村人よろしく復元なされば、ノスタル爺とメタバースの相性は意外と良好な模様。2022/08/21
skashu
3
巻末で紹介されてる2012年時点で現存してたグランドキャバレーが全部閉店してたのには時の流れの残酷さを感じた。
uchi93
3
「酒場街の”昭和の原風景”を感じるのは、何故なのだろうか?」と、本のそでにあるが納得してしまう。2014/05/27
ソフトバンク
2
風俗文化を伝える良い本だと思います。 アメブロに書きました。 http://ameblo.jp/softank/entry-11326734879.html2012/08/12