内容説明
美味しいだけじゃない!タコの魅力は無限大。タコは、私たち日本人には食材として身近でありながら、その生態はあまり知られていません。本書は、太古からの進化の過程、彼らの獲物の捕獲方法や社会性を持つ暮らしのようす、高い知能を持つといわれる脳の秘密、8本の腕の役割までを余すところなく解説しています。
目次
第1章 タコを知る(生物の分類と階層;進化 ほか)
第2章 タコの一生(誕生;旅 ほか)
第3章 タコの知性と社会性(学習と記憶;道具を使う ほか)
第4章 タコと人(タコを獲る民;養殖への挑戦 ほか)
著者等紹介
池田譲[イケダユズル]
1964年、大阪府生まれ。1993年、北海道大学大学院水産学研究科水産増殖学専攻博士課程修了。博士(水産学)。スタンフォード大学、京都大学、理化学研究所を経て、2003年、琉球大学理学部助教授。現在、琉球大学理学部教授。社会性とコミュニケーションを中心とした頭足類の行動学、養殖化を意図した頭足類の飼育学を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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左近
3
家族によると、幼児期の私はタコとウツボの戦いに多大なる興味を示していたらしいが、全く記憶が無い。「タコが出てくる絵本はあるけど、ウツボが出てくるものは全然無いから、一生懸命探したのに。幼稚園の先生にも頼んであげたのに。覚えてないなんて信じられない」と愚痴られた…という余談はおいといて。昨年だったか、ダイオウイカについての本を読んで、にわかに頭足類への関心が涌き起り、図書館で本書を見付けた瞬間、借りることを即断したのは、潜在意識によるものであろうか。結局、余談の続きで字数に達した。ウツボの本、出てないかな~2023/03/03
y
1
学問的な話だけでなく、著者ならではの話もあり、色んな意味で楽しく読めました。 タコの本はいくつか読んでいましたが、この本は読みやすくて、タコって何?という人にお勧めかなと思いました。2023/02/16