内容説明
本書は、難破船や海底都市への探険に、作者が実際に参加し体験した海の冒険の物語である。
目次
1 海底のミステリー―世界最古の難破船
2 海賊ジャマイカ島―悲劇の海底都市ポート・ロイアル
3 エメラルドのカリブ海・ドミニカ共和国―十七世紀オランダ沈船の謎
4 夢と冒険―コロンブス船を追って
5 バスコ・ダ・ガマの航跡を追って―アフリカ東海岸に眠るポルトガル船の財宝
6 世界最大の遭難―モンゴル艦隊の行方
著者等紹介
井上たかひこ[イノウエタカヒコ]
1943年茨城県生まれ。水中考古学者。法政大学卒業後、米国テキサス州立テキサスA&M大学大学院終了。同大併設の水中考古学研究所にて「水中考古学」の父と呼ばれるジョージ・バス博士の薫陶を受け、東洋人として初のフォーマルな水中考古学の基礎教育を終了、学位を授与される。この間、ウル・ブルン難破船、ポート・ロイアル海底都市、元寇船など世界的に著名な水中遺跡の発掘調査に参加。その後、筑波大学歴史人類学研究科研究生を経て、日本水中考古学調査会代表となる。現在は千葉県勝浦沖の黒船調査を実施中。また、『ほぼ日刊イトイ新聞』で、水中考古学「夢か馬鹿か」の連載コラムニストをつとめる。日本水中考古学会、日本海事史学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。