内容説明
永年鉄道の技術開発に携わってきた著者が、活気を失いつつある日本の鉄道の現状へ警鐘を鳴らし、未来に向けた新たな道筋を示す提案の書。世界の鉄道が環境問題・資源問題・交通安全への貢献などで活発に技術やサービスの改善・改革を進めている中、日本の鉄道が抱える問題と現状を打破する指針となる。
目次
第1章 中速鉄道のすゝめ
第2章 日本だけ中速鉄道が育たなかった理由
第3章 中速鉄道が実現できない理由は全くない
第4章 特徴的な・教訓的な3カ国との比較
第5章 中速鉄道の線路はどんなものにするか
第6章 踏切問題
第7章 中速鉄道用の車両
第8章 中速鉄道化後の日本の鉄道
著者等紹介
曽根悟[ソネサトル]
1939年東京都に生まれる。1999年~2021年工学院大学客員教授・教授・非常勤特任教授。“主な学外活動”1988年~2001年運輸省運輸政策審議会特別委員・専門委員。1990年~2001年運輸省運輸技術審議会特別委員。“鉄道会社”1989年~1997年鉄道安全研究推進委員会委員(JR東日本)。2005年~2013年西日本旅客鉄道(株)社外取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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