草思社文庫<br> コールダー・ウォー―ドル覇権を崩壊させるプーチンの資源戦争

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草思社文庫
コールダー・ウォー―ドル覇権を崩壊させるプーチンの資源戦争

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794225962
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0131

出版社内容情報

ソ連崩壊後の世界はアメリカ一国の覇権に覆われてきた。
それは米ドルを決済通貨とする資源市場の支配、
いわゆるペトロダラーシステムに支えられていた。
そこに周到な攻撃を仕掛けているのがプーチンである。
自国の膨大なエネルギー資源を武器に、大ロシア帝国を再興すべく
着々と歩を進めている。これは新たな超冷戦(Colder War)なのだ。

資源開発現場で得た最新情報をもとにプーチンのしたたかな戦略を分析、
すでに原書刊行の時点で、現在の危機的状況を見通していたかのごとき
鋭い洞察に富む衝撃的な一冊。全米ベストセラー。

<目次より>
第1章 失われた十年の終わり
第2章 新興財閥(オリガルヒ)との戦い
第3章 グレートゲームと新冷戦
第4章 スラブ戦士プーチンの登場
第5章 ウクライナ問題
第6章 プーチン分析
第7章 プーチンの石油戦略
第8章 天然ガス戦略
第9章 ウラン戦略
第10章 対中東戦略
第11章 黄昏のペトロダラーシステム
第12章 ペトロダラーシステム崩壊後の世界

日本語版のための最終章

内容説明

ソ連崩壊後の世界はアメリカ一国の覇権に覆われてきた。それは米ドルを決済通貨とする資源市場の支配、いわゆるペトロダラーシステムに支えられていた。そこに周到な攻撃を仕掛けているのがプーチンである。自国の膨大なエネルギー資源を武器に、大ロシア帝国を再興すべく着々と歩を進めている。これは新たな超冷戦(colder War)なのだ―。資源開発現場で得た最新情報をもとにプーチンのしたたかな戦略を分析、すでに原書刊行の時点で、現在の危機的状況を見通していたかのごとき鋭い洞察に富む衝撃的な一冊。全米ベストセラー。

目次

失われた十年の終わり
新興財閥(オリガルヒ)との戦い
グレートゲームと新冷戦
スラブ戦士プーチンの登場
ウクライナ問題
プーチン分析
プーチンの石油戦略
天然ガス戦略
ウラン戦略
対中東戦略
黄昏のペトロダラーシステム
ペトロダラーシステム崩壊後の世界

著者等紹介

カツサ,マリン[カツサ,マリン] [Katusa,Marin]
ケイシー・リサーチセンター・エネルギー部門主任研究員。エネルギー産業に特化した投資ファンドマネージャーとして大きな成功を収める。世界各地の資源開発現場に飛び、第一線の最新情報を持つ。「ケーシー・エネルギー・リポート(Casey Energy Report)」を執筆、多くの講演をこなす。『フォーブス』、ブルームバーグ、CNBCなどへの寄稿多数。ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)卒業

渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日米近現代史研究家。北米在住。1954年静岡県下田市出身。77年東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著書が高く評価される。『日米衝突の萌芽1898‐1918』で第22回山本七平賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

27
プーチンは、エネルギーを制する者は、ということでニクソンが確立したペトローダラーシステムへの挑戦をしているそうだ。盗ガス問題ってのは、地味ながらなるほどなと思ったり。2023/12/22

Yodo

15
2015年の本だが、 2022年ロシアのウクライナ侵攻を予見している。西側は問題がある人達を支援してウクライナを西側寄りにしようと画策していて、ロシアはそれに対抗している。武力行使を開始したロシアは悪ではあるが言い分も分かる。本の中心の話題は、石油/天然ガスをいかに自国の都合の良いようにコントロールしていくか、プーチンのしてきた事を分析している。中東でEU/USが民主化を支援しないのは石油の利権の都合。EU/USの支配者層からしたら、白人以外は人間では無いのだろう。みんな石油を取るだけで正義は無い。2024/09/15

Hiroshi

6
2015年の全米ベストセラーの本。同年に翻訳されて出版された。今年8月に文庫本化されたので読んだ。著者はエネルギー部門の主任研究員。プーチンがKGB退職後に大学で発表した論文を基に、彼のエネルギー政策から彼の野望を世界情勢に併せて見ていく。ロシアは埋蔵量世界一の天然ガスや石油・ウラン等の資源に恵まれている国だ。2つの大戦が終わりアメリカは覇権国になった。1944年にブレトン・ウッズ体制(1オンスを35ドルに固定してドルを兌換紙幣にした固定為替相場制)がしかれる。それは1971年のニクソンショックで終わる。2022/10/12

Hironori Oda

5
ロシアの最近の動きの真相がよく理解できる本だった。ロシアだけに関わらず広く世界情勢を解説しており、読むのに時間はかかったが勉強になった。2023/01/11

greeneggs

4
プーチンが大統領になってから約四半世紀、途中「サンクトペテルブルク ボーイズ」のメンバーが大統領になった時もあったけど。プーチンのモットー「俺と一緒にやろう。そうすれば邪魔はしない。反対すれば必ず潰す」映画のロシアンマフィアのボスそのものじゃん!著者はエネルギー部門についての専門家なので、その視点での分析「ペトロダラーシステムを打ち砕く」というのは興味深かった。ロシアの国益=プーチンの私腹なんだとあらためて思った。2024/11/13

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