交通ブックス
弾丸列車計画―東海道新幹線につなぐ革新の構想と技術

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784425762118
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C1365

内容説明

弾丸列車計画とは、昭和15年事業に着手した東京‐下関間線路増設計画のこと。高速列車の走行を考えていた。戦況の悪化により中断したが、東海道新幹線がわずか5年で完成できたのは、この計画が下敷きとしてあったから。しかし当時の鉄道の技術水準や計画の詳細は、一部の関係者を除いてほとんど知られていない。本書では、これまでに蒐集できた文献・資料を用いて、その全体像を明らかにする。

目次

第1章 新幹線構想の萌芽
第2章 輸送の状況
第3章 新幹線の軌間選定
第4章 新幹線計画の基本事項
第5章 新幹線の建設規格、基準
第6章 新幹線計画の基礎的検討
第7章 新幹線計画の概要
第8章 特記事項
第9章 事業の経過と中断
第10章 戦後の両本線の状況と東海道新幹線への道

著者等紹介

地田信也[チダシンヤ]
1974年国鉄入社、東京第一工事局、建設局に勤務、国鉄改革時に日本鉄道建設公団(現鉄道・運輸機構)に移籍。新幹線・都市鉄道の調査、計画、建設業務に従事。技術士(建設部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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手押し戦車

9
技術は今までの常識と概念を捨てる事。ビジネスでも競合の強みを無効にしてしまう戦略を発想する。最初から急ブレーキを掛けないと言う発想で今ままでの常識を無効にしてしまい、各地域の土地に状態や環境が姿を決め最適な車体を創り出し進化をして行く。厳しい条件での開発はたゆまぬ発想の転換の強みが出る。常識にとらわれてると、これをするのが当り前だと思い込み、最初からこの概念はいらないと言う捨てる所からの発想が技術を進歩させる。ルールに囚われていると枠内で物事を考えてしまうがルールそのものを無効にして広く発想する。2014/11/16

かど

1
戦前の弾丸列車計画について系統立ててまとめてあります。いい本だと思います。成山堂書店には一目置かなければなりませんね。2014/10/26

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