内容説明
技術者、船舶工学を学ぶ学生諸君が基礎として学んでおくべき船体構造と強度評価に関わる基本的事項をまとめたテキスト。船体構造「構造編」に続く「強度編」では、強度評価において必要となる、荷重および構造応答の統計的予測法について解説、次に各種構造強度の性質と強度評価法について解説した。今回の改訂版では、国内外の機関による波浪観測データの公開サイトの更新、国際船級協会連合IACSによるばら積貨物船と油タンカーの共通構造規則がCSR‐BC&OTとして統合されたことに伴う訂正など行った。
目次
第1章 海象と設計荷重
第2章 梁柱の塑性強度
第3章 梁柱の座屈強度
第4章 平板構造の曲げ強度
第5章 平板構造の座屈強度
第6章 船体梁の縦曲げ最終強度
第7章 疲労強度
第8章 破壊力学概論
第9章 破面観察(フラクトグラフィ)
第10章 造船用鋼材