内容説明
江戸文学のなかの五十三次。各地にまつわる歴史・美術・宗教、さらに江戸以前の『伊勢物語』や『更級日記』や近代の東海道はどんなふうに描かれたのか。ガイドブックとは異なる視点から知識を蓄え、江戸時代にタイムスリップした旅へと誘う。
目次
序 ようこそ、東海道の旅へ
第1章 江戸時代1 東京・神奈川(日本橋の出立は朝が早い;遊行寺の門前町藤沢宿ところどころ;小田原のういろうは何に効くのか?;箱根、温泉と関所)
第2章 江戸時代2 静岡・愛知(石川丈山の富士山詩を読む;薩〓峠から富士山を望む;名物「十団子」とは?;御油宿、弥次さん喜多さんと狐)
第3章 江戸時代3(三重・滋賀・京都)(七里の渡し、どんな船旅だったのか?;おかげ参りと抜け参り;難所鈴鹿峠を越えて行く;ついに三条大橋を渡った!)
第4章 江戸時代以前・以後の東海道(『伊勢物語』「東下り」;『更級日記』;『海道記』『十六夜日記』の海辺―中世における東海道;岡本かの子「東海道五十三次」)
著者等紹介
鈴木健一[スズキケンイチ]
1960年生まれ。学習院大学教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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