よみがえる富士山測候所―2005‐2011

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784425513116
  • NDC分類 451.2
  • Cコード C3044

出版社内容情報

著者ら有志が奮闘して富士山測候所を借り受けるまでの記録とその後に始まった様々な分野の価値ある研究を紹介。

内容説明

二〇〇四年に無人化が決定した富士山測候所は、研究者たちにとって唯一無二の研究の場だった。しかし、富士山測候所の復活のためには数々の難問が山積していた。問題解決に奮闘する研究者たちの記録。新たにはじまった富士山測候所でのさまざまな分野の研究を紹介。

目次

第1部 生まれかわる富士山測候所(富士山測候所の復活への道;富士山測候所の電源問題)
第2部 山頂で行われている研究活動(オゾン(O3)測定
自由対流圏の二酸化炭素の通年観測
雲と雨―雲の中に入って雲を研究する
エアロゾル、新粒子
有機エアロゾル
すす、水銀
宇宙線・自然放射線
雷・大気電気
永久凍土・植物生態
高所医学)

著者等紹介

土器屋由紀子[ドキヤユキコ]
1962年東京大学・農学部農芸化学科卒業。1964年東京大学大学院・農学研究科(修士)、4月から農学部助手。1976年農学博士(東京大学)。1978年米国商務省標準局(NBS現NIST)客員研究員。1979年気象庁気象研究所地球化学研究部主任研究官。1986年気象庁気象大学校教授。1997年東京農工大学・農学部教授。2002年江戸川大学・社会学部教授。2009年江戸川大学名誉教授

佐々木一哉[ササキカズヤ]
1964年岩手県に生まれる。1987年千葉大学工学部合成化学科卒業。1989年千葉大学大学院工学研究科修士課程修了。(株)村田製作所を経て田中貴金属工業(株)入社。車載用酸素センサーなどの研究開発、経営企画部・マーケティング部。2001年横浜国立大学大学院工学系研究科物質工学専攻(博士(工学))。2006年東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻特任助教。2010年東京大学大学院工学研究科化学システム工学専攻特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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こばこ

1
気象庁による観測・維持・管理がなされなくなった富士山測候所を(研究者を主要メンバーとする)NPOの手によって復活させる、と言ったプロジェクトのいきさつ・苦労話ならびにその研究成果の話をまとめた書籍。苦労話の箇所を読むにつけ、「測候所を気象庁の手で維持していたのにはえらいコストが掛かってたんだなぁ、これはさすがに費用対効果考えると廃止になるわ…(そうでないと納税者に申し訳が立たない)」と思わされるばかり。そしてそうした困難を越えて体制を維持しているNPOにも脱帽。上手く維持されて欲しい。2016/09/28

Kazuyuki Koishikawa

0
測候所入ったことある。2012/08/24

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